2012年夏、北海道電力の計画停電・函館関連まとめ(追記あり7/25)
定期検査のため休止中の泊発電所がこのまま運転再開できず、夏場の電力安定供給が厳しくなってしまった場合、北海道でも計画停電が行われると北海道電力からの発表がありました。函館市では水道の供給やコンブ漁への影響などもあり、できれば避けたい計画停電。”万一の場合”を防ぎ、イザという時に慌てないためにも北海道での計画停電について知り、対策を立てておきたいところですね~。
というわけで、計画停電の概要や電気の節約のコツなどを解説したページをまとめてみます。
■計画停電について
国の電力需給に関する検討会合(第6回)・エネルギー・環境会議(第8回)合同会合において、計画停電は不実施が原則だが、関西電力、九州電力、北海道電力および四国電力管内においては、今後、万が一実施せざるを得ない場合に備え、計画停電の準備を進めておくことが決定されました。(本文より引用)
翌日の電力需給予想から対象となる計画停電グループを決定し、遅くとも実施前日の18時を目処にプレスリリースと北海道電力ホームページにて通知。「節電.go.jp」の「ひっ迫お知らせサービス」を利用すると計画停電実施有無の目安になるかもしれませんね。
自分の世帯が属する計画停電グループが検索できますが、具体的なものは2012年7月~9月の「電気ご使用量のお知らせ」と「Web料金お知らせサービス」に掲載されているとのことです。
・北海道電力:計画停電カレンダー(PDF)
パソコンなどの精密電子機器はあらかじめ電源を切っておくことをおすすめします。また、自宅で医療機器を使用している場合は事前に医療機関や医療機器メーカー等に相談を。北海道電力では可能な限り緊急対応用の小型発電機を準備しているそうなので、まずは医療機関等へ。
・函館市役所公式サイト:計画停電情報 ※7/21追加
函館市役所の公式サイト内に掲載されている計画停電情報。計画停電に対する市の対応、また市に関係する機関の対応についてまとまっています。定期的にチェックして動向にアンテナを張っておくと良さそうです。
■計画停電が実施された場合の影響について
水道施設への電力供給も停止になるため、水の供給に加圧方式(増圧ポンプで水圧を上げ給水する方式)を利用している一部の地域では増圧ポンプが停止し、やむを得ず断水になる可能性があるとのこと。この影響で断水になる可能性がある地区は函館市内で約1600戸あり、対象世帯にはあらかじめ「おしらせ」の文書が配布されるそうです。
また、その他にもマンションやビルなどの大型施設では給水方式によって停電とともに断水になる可能性があるそうです。詳しくは建物を管理している組合・管理人・所有者に確認を。
・函館西警察署:計画停電になった場合、信号が消灯します(PDF)※7/23追加
・函館市消防本部:計画停電に伴う市民の皆様へのお願い※7/25追加
■節電のための措置
消費電力量の大きいロープウェイ設備の稼働を減らし節電するため、7月17日(火)~9月14日(金)まで平日の営業開始10時から18時まで15分間隔での運行に(通常10分間隔)。18時から22時までは通常通り。土日と8月13日~15日は通常通り。
・函館国際コンベンション協会:計画停電実施時における市内及び近郊主要観光施設等の営業状況について ※7/23追加
函館国際コンベンション協会によるまとめ。わかりやすい表にまとめられたものがPDFにて掲載されています。
函館国際コンベンション協会によるまとめ。わかりやすい表にまとめられたものがPDFにて掲載されています。
・eHAKO函館地域ニュース:「函館市が本格節電開始 」2012/7/3 函館新聞社
市電の運行が7月23日~9月7日の平日午前9時から午後4時頃まで運行間隔を6分から7分に延長。1日8本程度の減便に。
・はこぶら・ニュース:【7/2~9/28】元町配水場、節電対策で噴水停止
■家庭で取り組める節電Tips
各電力会社の電力使用量がグラフ化され、5分おきに更新されています。その他、節電アイデアや「電力ひっ迫お知らせサービス」も。
テレビを見ない時はリモコンのスイッチではなく、テレビ本体についている主電源をオフにしたり、使わない電化製品はコンセントから抜いておく、とか。お湯は電気ポットを使わず、その都度やかんで沸かす、など。冷蔵庫の開け閉めを減らす努力してみたりと、少しずつ無駄遣いを減らすように心に留めておくと、お財布にも発電所にも優しい…のかも。
・みんなで節電アクション!
環境庁の節電情報サイト。
環境庁の節電情報サイト。
夏の暑さを少ない電力で乗り切るコツを紹介しているページ。マンション向けの情報ですが、一軒家でも活用できそうなネタが掲載されています。このページの他にも節電ネタが。