JR函館駅前・大門地区ほか再開発計画のニュース・リンクまとめ 2012/12版
函館の再開発の様子についての最新記事はこちらです
- 変わりゆく大門~高砂通り~五稜郭地区/前編 2014/10/19
- 変わりゆく大門~高砂通り~五稜郭地区/後編 2014/10/19
函館市の中心市街地として長い歴史を持つ一方、時代の変化とともに衰退し続けてきたJR函館駅前・大門地区。2015年に北海道新幹線新函館(仮称)開業を控える2012年末現在、函館市の中心市街地活性化を目的とした複数の再開発・活性化計画があります。全ての再開発計画が計画通り実施されるとは限りませんが、とりあえずは函館新聞社ニュースと外部リンクを元にまとめておきます。
1.JR函館駅前再開発事業(JR函館駅横市有地+JR北海道土地)
JR函館駅横の計9887平方メートルの再開発事業。「応募はペシェ・ミニョン1社のみ」とのことで、「15年5月の開業を予定」。
- 「函館駅前市有地等整備事業」(函館市公式サイト内)
- 駅前開発は「スナッフルス」 2012/11/15 …函館新聞社 →提案図はこちらに掲載あり(北海道ニュースリンク)
- 函館駅前再開発 菓子工場見学が核 複合施設15年開業へ(11/15 09:10) 北海道新聞
- 函館駅横の再開発、1万平方メートルに対象拡大 2012/5/3…函館新聞社
2.和光ビル(WAKOビル)建て替え計画
11/13に「(仮称)函館駅前若松地区第一種市街地再開発事業の一般業務代行者を西松建設に決めた」「14年度に着工し、15年度の一部施設のオープンを経て、16年度の完成を予定」と業界メディアで報道があった。現在は該当ニュースページなし。「駅前・大門地区の活性化を目標に、マンションと商業施設の複合施設とする計画」とのこと。
- 駅前市有地の再開発案 「子ども向け施設」WAKOビルに集約 2012/2/9…函館新聞社
- WAKOビル建て替え計画 2012/1/2…函館新聞社
- 函館市公式サイト都市建設部建築行政課内資料「函館駅前若松地区市街地総合再生計画」 PDF形式
3.グリーンプラザエリア
(JR函館駅前・大門地区の「中心市街地トータルデザイン」)
駅前通とグリーンプラザ周辺の総合的な再整備計画で、2013~2017年度まで。
4.再開発・活性化計画やその他事業
中心市街地活性化事業
JR函館駅前エリア
- JR北海道、函館駅北口にホテル建設計画 2012/9/29…函館新聞社
250室のビジネスホテルを計画中、2015年開業目指す - 2012/1/28の報道で朝市ドーム改築事業に触れている
本町・五稜郭エリア
- 旧グルメシティ五稜郭建て替えへ 市中心市街地活性化基本計画の原案公表 2012/9/1…函館新聞社
「商業施設と集合住宅を組み合わせた複合ビルに建て替える」「早ければ14年4月にも解体に着手し、17年度までに完成させる」「小劇場や起業家支援、若者向けの多目的スペースなど「市民交流プラザ」を設置。市がワンフロアを買い上げ、公共空間を整備する」 - 上記記事中に「五稜郭地区では民間のまちづくり会社が屋台村のような屋外フードコート「Gサイト(五稜郭グルメ村)」を開設。20~30店舗が並び、遅くとも14年秋までの開業を目指す。」とある。
- 市経済再生会議、函館観光の活路探る 2012/8/26…函館新聞社
「閉店した旧グルメシティ五稜郭店で大規模な建て替えに向けた動きがある」 - 追記2013/02/08 北海道新聞「函館・本町のビル再開発 旧グルメシティ 民間業者が新会社」によると函館市も出資する予定とのこと。再開発の動きは本格化してきたようです。
その他エリア ほか
- GLAY公演会場「緑の島」整備方針固まる 2012/11/15…函館新聞社
13年夏予定のGLAY野外ライブに合わせ大規模イベント開催可能とするため緑の島を整備、2.5万人収容が可能に。関連まとめ記事書きました「GLAYが2013年7月に函館史上最大規模の野外ライブを開催 地元的ネタまとめ・その1」
関連資料・リンク
もう長年続いてる傾向なんですが、函館のその扇形の地形に従うかのように、住宅地はもちろん、家電や衣服から食料品までショッピングスポットはどんどん外側(中心市街地以外の郊外)に、魅力的な店やスポットがメキメキ出来て新陳代謝しているのですよね。学校から医療機関、福祉施設も外へ外へ移転したり新設されたり…地元住民はお金も時間も産業道路の外側で多く使っている。函館圏のこの構図は、感覚的には今後もそう簡単に変わらないように思える。むしろ加速する可能性すらあって。そんな中で変えられていく函館駅前・大門の未来が、少し心配。