変わりゆく大門~高砂通り~五稜郭地区/後編(※追記あり12/6)

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高砂通りは、かつて人工的に作られた願乗寺川という河川を埋め立てて作られ、ざっと見渡すと梁川町に建つ旧西武デパートのビルから函館山の麓まで繋がっているかのような景色で、見た目の通り、五稜郭地区から西部地区までを繋ぐ交通の大動脈のような道路です。レトロな雰囲気から、オフィスビル、繁華街、商店街など函館の色々な表情を堪能できる通りでもあります。

高砂通りは、函館市内を縦断する交通の要の1つでしたが、ここ数年は新しい店ができることもなく、動きのない静かな…もっと言えば、ほぼ並行して走る国道5号線のバイパスとして通過するだけの通りだったという印象です。

しかし!

2014年の夏ぐらいからでしょうか?これまで動きがなかった高砂通りに変化が起きてきました。

ローソン函館高砂通店がオープン

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まずはローソン函館高砂通店が登場。ピザハットが入居するマンションの隣の土地で、造成が始まったな?と思っていたら、あっという間にオープンです。高砂通りのローソンといえば、ボーニモリヤの近くにある店舗のみだったので、ローソン派の方には嬉しいのでは?駐車場も広いので立ち寄りやすいですね。

昭和25年開業の大村病院が移転・解体

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こちらは、大村病院の取り壊しの様子です。昭和25年からこの場所で開業していたようで、2014年8月に石川町へ移転したことにより解体が始まったようですね。これからまた、何か新しい建物が建つのでしょうか?

松陰母子ホームの移転(?)新築

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解体中の大村病院の通りをはさんで隣では、函館高砂保育園・松陰母子ホームの新築工事が進行中です。高砂保育園はともかく、松陰母子ホームは松陰町にあって、高砂母子ホームも存在しているのですが…公式サイトには新築の情報は掲載されておらず、2014年10月現在、詳細が不明です。松陰母子ホームが移転・合併なのでしょうか?

中規模商業施設が続々

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そして、スーパーアークス大縄店の新築も進んでいます。こちらは来年1月オープン予定とのことです。(アークスグループの公式サイトはコチラ

※12/6追記
こちらのスーパーアークス大縄店、当初は2015年1月21日オープン予定とのことでしたが、なんと予定が一ヶ月以上も前倒しに。12月6日(土)朝8時半オープンということになったようです。チラシと店舗ページはコチラ。リリース情報はコチラ

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2014年10月16日にはサッポロドラッグストアー大縄店が開店。店内はドラッグストアというよりも、業務用スーパーのような体で食料品の取り揃えが豊富でした。新しく開店するどの店舗も広々とした駐車場が併設されていて、ご近所さんの買い物に便利になりそうなのはもちろん、これまで通過していただけの他の地域の住民にとっても気楽に立ち寄れそうなスポットになりそうですね。

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いずれにしても、新しく出来る大型店を拠点として、古くから営業する商店にも立ち寄りやすくなるとうれしいですね!車で通過しているだけでも、「せともの」屋さんとか、「米・豆 三船商店」屋さん、和菓子の「成田屋」さんに、草団子が美味しい「龍栄堂」さん、最近できた豚まん屋さんなど、個性的で気になるお店が点在していますからね!

五稜郭・本町地区の再開発も進行中

高砂通りを抜けるといよいよ本町・五稜郭地区へと到着するわけですが、駅前・大門地区だけでなく、こちらも街の再開発計画が進み、目に見える形で日々街の様子が変化しています。まず目立つのは市電・五稜郭電停前の旧グルメシティ五稜郭(旧ホリタ)ビルの解体ですね。ビルが閉鎖されてしばらく間が空きましたが、2014年9月にはビルの姿が無くなり、11月には新しい複合ビルの新築に着工するようです。

(追記:着工しました 「本町の新複合ビル着工…旧グルメシティ跡地 」2014/12/18 函館新聞社

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同じく本町・五稜郭の再開発トピックとしては、株式会社まちづくり五稜郭が進める「Gサイト(五稜郭グルメ村)」が気になります。大門横丁のような屋外フードコートを本町9の現在は駐車場として利用されている場所に設置すると報道されています。函館新聞社の5月付のニュースでは、2014年度中の設置ということになっていますが、2014年10月現在は、依然として駐車場のままとなっています。今後の展開が楽しみですね。
【追記2015/02/26】函館新聞社で報道「五稜郭ガーデン 8月8日オープン」「15~24店舗の多国籍飲食店に入居」「一部2階建て。中央に広場があり、施設を覆う大きな屋根も設置する。収容人数は約500人」2015/8/8オープンとのこと。

このように五稜郭地区の賑わいを取り戻そうとする流れもあるものの、根本的な定住人口の減少や少子化の波は容赦なく、千代台町にある凌雲中学校が平成30年の春に的場中学校と統合に。(函館市の小・中学校再編についてのページによる)

2017年の北海道新幹線開業へ照準を合わせるように、街の再開発の動きが活発になり、例えば大門地区の古めかしく個性的な街並みが刷新されたり、また、街の大動脈の1つであるものの長らく動きが無かった高砂通り付近がにわかに騒がしくなり、五稜郭地区の再開発もじわじわと進行しています。数年後には、今と全く違う雰囲気の函館の街になっているかもしれませんね。

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