函館市川汲町で震度6弱、被害情報と様子はこんな感じです[6/23pm更新]

2016年6月16日14:21ごろ、函館市で最大震度6弱の地震がありました。最大の震度6弱だったのは川汲町(gマップ)で南茅部地区方面、川汲温泉や昆布で有名。震度5弱だったのが函館市泊町(gマップ)、旧戸井町の戸井支所近く。函館市中心部は概ね震度3程度でした。短時間に短く激しく揺れる独特のものでした。
函館市内は夕方には概ね正常に戻っており、函館市電や函館空港など各交通機関や、通行止めにして点検が行われていた各道路も通行が再開されています。

気象庁の発表データによると震源は内浦湾(噴火湾)、規模はマグニチュード5.3とのこと。実は今日16日の午前9時台に、近い震源で震度2程度の地震が2回あったんですよね。予兆だったんでしょうか。

今回の地震で各報道で出た被害状況のまとめです。報道されている分ではけが一名、建物の被害が少しのほか今のところ大規模な被害がなくて本当によかったですが、駒ケ岳の土砂崩れなど、降り続いている雨と余震が心配です。今日も夜までに数回、近い震源で震度1~3程度の地震が起きているようです。
(6/20深夜(6/21 0:10頃)少し強い余震がありました。最大震度は南茅部地区の川汲町で震度4)

被害情報まとめ

報道にあった被害情報をまとめました。大規模な被害はなかったようです。

  • 特別養護老人ホーム入所の82歳女性が落ちてきた物に頭をぶつけてけが(函館市川汲町)
    程度は軽く、治療を終えて施設に戻ったとのこと
  • 森町砂原地区の駒ケ岳の中腹で土砂崩れ。高さ50メートル、幅が200~300m(報道によっては100m)にわたって崩れていて詳細確認中とのこと。辺りに民家なし
    →その後の調査で「1週間前と変化はなく、地震による土砂崩れなどは発生していないことが確認された」とのこと(NHK北海道
  • 南かやべ漁業協同組合で天井パネルが複数落下(函館市臼尻町)
  • 地震のあと、体育館の非常口近くの地面にひびが入っていた(函館市川汲町)
    幅約2センチ長さ5メートルほど
  • 体育館の窓が1枚割れた、壁や窓の一部にひび(函館市川汲町)
  • 住宅の煙突の外壁が崩れた、など(函館市内)
  • 函館市縄文文化交流センター、1000点以上の展示のうち20点ほどの土器が倒れ一部が割れる(函館市臼尻町)

「函館市で震度6弱」という驚きとテレビ各局を含めた報道が一斉に動いたせいかTwitterでも函館を心配頂く声が本当に多くありがたいことでしたが、 函館市中心部では概ね震度3程度だったので、慣れない揺れ方だったものの特に慌てる感じもなく、むしろ被害情報があまり聞こえてこない南茅部や恵山方面が心配なのでした。Twitterで情報追っていると、函館市が南茅部地区と合併していたことを知らない(or忘れていた?)方が割と多そうだったのも興味深かったです。

地震報道ブックマークまとめ

6/23、専門家のコメントも交えた現状と今後についての報道がNHK北海道から
「余震が長引くおそれがあると指摘する専門家もいます」「23日正午までに発生した地震の数は、体に感じないものも含め282回にのぼっています」

6/20深夜(6/21 0:10頃)少し強い余震がありました。今回も緊急地震速報が揺れた後来ました。最大震度は南茅部地区の川汲町で震度4、函館市の市街地は概ね震度1~2程度。

今回の地震についての報道ブックマーク集です。6/20分。

今回の地震についての報道ブックマーク集です。6/18分。

今回の地震についての報道ブックマーク集です。6/17分。

今回の地震についての報道ブックマーク集です。6/16分。


更新メモ

  • 6/17分ブックマーク追加[6/17]
  • 6/18分ブックマーク追加[6/18]
  • 内容の重複するニュースブックマークを削除しました[6/18]
  • 6/21の余震について追加しました[6/21]
  • 6/23分ブックマークとコメント追加[6/23]