函館市の都市計画概要編■函館エリアの再開発・建設計画情報まとめ2016年秋
函館道南エリアの再開発・街づくり・大きな建設事業の情報まとめ。2014年10月以来、久しぶりの再開発関連のまとめ記事になります。
北海道新幹線開業日を目指すように函館・道南のあちこちで進められていた再開発・建設工事。開業後半年を経て落ち着いてきてるかと思いきや、函館駅前市有地の整備事業の決定のほか新たなホテル進出計画など、中長期で継続している事業と合わせて函館道南の街づくりはまだまだにぎやかなようです。
地域別の再開発や建設、整備事業の情報まとめはこちら
JR函館駅前・大門、西部地区編/五稜郭地区・その他市街地編/函館道南その他地区編
自治体による再開発・街づくり計画資料
函館市の再開発・街づくりの方針や長期的な計画概要については、函館市公式サイトの以下の資料で大体把握できます。ポイントは「中心市街地活性化」「公共交通再編」「新道路建設」。
※このほかに各企業による建設や事業計画があります。
函館市中心市街地活性化計画
- 平成23年から進められている函館市中心市街地全体の街づくり計画。
- 函館駅前・大門から本町・五稜郭地区にかけての函館市電沿線を中心に、各JR駅・空港などの交通拠点、西部地区や湯の川温泉地区など観光エリアを計画の基本コンセプト対象としたもの。
- 中心市街地の空洞化対策、コンパクトシティ。
- 新幹線開業など周辺環境の変化や人口構成の変化などを考慮したコンパクトな街づくり
ガーデンシティ函館構想
関連:ガーデンシティ構想、今夏めどに方向性/函館新聞 2016/2/16
関連資料:「ガーデンシティ函館」の実現をめざして/函館市 2016/11/25
- 市長選当時から打ち出されていた街並み整備についての構想
- 重点推進期間は2016年度から2030年度
- 函館市西部地区で続けてきた街並みづくりをベースに、函館市内各所で「歴史と景観に配慮した」函館らしいデザイン性の街並み整備を進めるもの
- 第一弾は開港通り。西波止場裏のベイエリア岸壁改修工事もこの一環になると思われる
- 11/25公開のPDF資料冒頭にある「これまでのような 観光資源やイベントのみに頼るまちづくりを転換し、15年後、20年後 を見据えた長期的な視点に立ったまちづくり」を目的としているが、具体像は実例が積み重なるまで見えてこなさそう。
函館市公共交通網を再編する「函館市生活交通ネットワーク計画」
函館駅・五稜郭・美原・湯の川に路線バス乗降場を集積しバス路線を再編、交通結節機能を整備しゾーンバスシステムを中心とした公共交通ネットワークを構築
- 平成27年度より順次実施してくとなっており、概ね10年程度の事業計画になる模様
- nimocaのシステム(参考)に決定したICカード導入も計画の一環とされる。2017年3月運用開始予定
関連ブックマーク
函館開発建設部
道路や港などインフラ系の事業については函館開発建設部ウェブサイトで概要を知ることが出来ます。
その他の再開発・建設計画情報まとめ2016年秋
個別の再開発や建設計画の情報については地区別にざっくり分けて記事にしています。