シリーズ:函館の豆大福@金丸菓子舗【週甘】

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今回の豆大福は函館のお隣り・北斗市(旧大野町)にある創業が明治40年という和菓子店「金丸菓子舗」さんの逸品。数年前に「美味しいよ!」と草大福をいただき、いつか豆大福も食べてみたいぜー!と野望を抱き早幾年。3度めのチャレンジでようやくのゲット!なんで手に入れるのにそんなに苦労したのかというと、いくつか理由があるのですが、第一に金丸菓子舗さんの大福が大人気すぎてすぐに売り切れてしまうということが挙げられます。

そしてもう1つは、昨年は改装工事をされていたようで、立ち寄る度にお休みだったこと、さらには、事務所から車で片道30分ほどの場所に位置している(ちょっと遠い)こと。タッチの差で豆大福が売り切れてしまったこともありました…。その際、「本格的な夏が来たら大福は一旦お休みするから~」と大福の製造と販売を担当するお母さんに教えていただいていたので、2014年前期の最終販売日を前に予約注文していたのでした!思い出してよかった!

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最終日だったからなのか、いや、もともとそうなのか?とにかく香ばしい黒豆が餅部に所狭しとギッシリ。そして、この大福小学校低学年の子の手のひらくらいのサイズ。高さは一般の大福餅に比べて低めではあるものの、とにかく大きく、ずっしりとしています。今回はしばらくの食べ納めということで、豆と草それぞれ3個ずつの注文で、手渡された時にかなり重みを感じましたよ、ええ。ズシッ!

1枚目の写真の断面図からもお分かりでしょうけれど、黒豆がかなり香ばしく、餅は餅らしく弾力がしっかりと。餡はこしあん。大胆な食べごたえの黒豆と餅部を優しく受け止める上品な甘さです。

お店のお母さんいわく「全部天然ものだからー!夏はよもぎも取れないし、暑くて3日もおいておけばカビてしまうからね。夏はお休みなのね。保存は冷凍がオススメで、自然解凍してトースターで焼いて食べても美味しいのよー!電子レンジではベッタリしちゃうから焼いた方がいいわよ!あ、でも2日目のちょっと固くなったのも餅らしくて。。。ふふふ。」とのことで、非常にお餅を愛しておられるお話を頂戴しました。

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見た感じもすごいでしょ。6個のずっしりとした大福を包んでいるのは、気を薄く削って紙のようにした「経木(きょうぎ)」と呼ばれるもので、本物を手にするのは本当に久しぶりというか、結構珍しいような。老舗たるゆえんでしょーか。かっこいいぜ。

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興奮して思わず包まれている様子も撮ってしまう。ちなみに、2014年前期の大福最終日ということで、予約が殺到。なんと明け方3時からビッシリといつもの2倍は大福を作った…けれど昼には予約分以外売り切れてしまったのだとか。どひゃー!

価格は1個190円(税込み)なので、通常の大福よりも少しお高めなのですが、値段以上の価値を感じられる大福といえます。大福はまた10月頃から販売を再開するとのことで、それまではべこもちやお月見団子など季節の商品が店頭に並ぶそうです。

カネスン金丸菓子舗にて購入/190円